格差や身分が固定化されていく現代日本で、ココであなたに伝えたいこと。
それはあの日には戻れない、ということ。
そしてこれから来る地獄をマシにしよう、という提案だ。
超少子高齢化と人口減少の事実
僕が信じている情報の中に、厚生労働省が発表している各データーがある。
そのデーターをざっくりまとめると、このようになる。
★2040年には人口の35%程度が高齢者になる。(3人に1人)
(若者が支えるモデルの崩壊。)
★2070年には総人口が9000万人程度になる。
(各市場の減少、経済下落。)
★出生数はピーク(269万人)から66万人へ1/4まで減少。
(労働者不足が確定)
★将来的に離婚する人たちが結婚全体の約38%。
(自分の子供には頼れない社会。)
★死亡者数は年間で150万~160万人程度が続く。
(地方の急速な縮小)
このデーターが示すことはなにか?
それは、従来の日本ではいられない、ということです。
僕らは心のどこかで、20年前、30年前の同じ日本のあの街並み、あの風景、あのイベントが発生すると錯覚しています。
しかし、僕が示したデーターを基に考えると、それは成り立たないのです。
なぜなら、人口が減少し、子供の数が減り、そして高齢者が増えるから。
つまり、まったく別の日本へと変わっていくことが、あの数字には裏打ちされています。
にも関わらず、僕らの脳内はアップデートできない。
なぜなら今が快適だからです。
その先に崖が待っていても、今、崖ではないなら先送りするという脳のバグです。
事実、あなたの周囲でも変化は確実に起こっているのではないでしょうか?
学校の減少
お店の閉店
近所夫婦の離婚
社会保険料の増加
高齢者の多さ
それらすべての問題を突き詰めていくと、必ず少子高齢化にぶち当たります。
そしてさらに追い打ちをかけるように、人口減少という強烈な右ストレートも浴びなければいけません。
その事実を直視すると、昭和中期、後期に完成したこの日本の『普通』は、もはや通用しない。
通用しないばかり、その既定路線に乗っていると、地獄がさらに苛烈なもになってしまうのです。
しかし、安心してください。
あなたも僕も同じ船に乗っています。
ここに、貧富の差、職業の差は一切関係ありません。
船尾が水没しかけているのに、船首で豪華なパーティーは出来ないのです。
仮にお金の力を借りて蜘蛛の子散らすように海外に移住したとして、その先に何が待っているのでしょうか。
日本人として生まれこの国で育ち、そして心の根っこが日本にあるのに、どうして海外で幸せに生きていけるのでしょうか。
だから僕は提案したいのです。
今の地獄、これから来る地獄を多少なりともマシにしませんか、と。
どうせ限りある命なので、必要以上に不安になることはありません。
死という救済制度が、すべての人間には標準搭載されていますから。
だからこれから来る、全く別の日本へと変貌する社会の中で、いい感じの地獄で生きていけるように、あなたの考え方をアップデートしよう。
そう提案したい。
固定化される生育環境の格差
人は生まれながらに平等である、これは幻想。
恐ろしいほど残酷で、不平等な世界こそ人間社会です。
能力、容姿、出生地、生育環境、人間関係、そして体験するライフイベント。
これらはすべての人間に、平等に与えられるものではありません。
それらの多くが、生まれた時点でほぼ決まっているのです。
この中で、僕が特に注目しているのが生育環境、つまり親から与えられる環境なのです。
特に親の経済力が子供に与える影響が大きいことは、社会の構造から説明がつきます。
例えば、医者の家系に生まれた子供は、なぜか医者になる確率が高い。
政治家に生まれた家系も、なぜか政治家を目指す。
親が元スポーツ選手なら、子供もスポーツ選手へ。
それは、親が子供に与える生育環境が大きく関係しているしか言いようがありません。
そして、その生育環境の質を上げるには、お金=経済力が絶対条件なのです。
もちろん、どんな現象にも例外はありますが、全体でみると、やはり親の支援が大きいことはその子供の能力を開花させるのに絶対条件だと言えます。
そういった格差が、幼少期から続けば、どんな結果になるかは火を見るより明らかです。
そして残念ながら、これからの日本社会では、その格差が固定化され引いては身分の固定化にも繋がっていきます。
なぜなら、これからの日本社会では、良質なチャンスというのは普通レベルの人は手にすることができません。
2000年頃ならまだ先行者利益や、自分の時間を売って平均以上の年収を得て人生を変えることもできたでしょう。
しかし、今後は相当厳しいです。
人口が減り、労働者が減り、高齢化者が激増する超成熟社会で、縮小し続ける日本で普通レベルの人がその人生を変えるようなライフイベントを掴むことは考え難い。
かなり否定的で重たいことを書いているのは、僕自身が分かっています。
しかし、事実ベースで考えていくと、どうしてもこの考えにならざるを得ないのです。
その理由が、次のトピックに続いていきます。
努力しても報われにくい社会での最適解
それは生活コストを上げない、ということです。
これを意識することで、人生の主導権を持てるようになります。
なぜか?
多くの日本人は、毎月の収入の中で、できること、住む場所、人生設計を組み立てています。
そして、その収入というのが、曲者なのです。
単身世帯、2人以上世帯の場合に必要な生活費は以下の通り。
単身世帯:約17万円の収入(手取り)
2人以上の世帯:約30万円の収入(手取り)
総務省、家計調査2024より。
これは手取り額なので、単身だと月収22万、2人世帯だと43万程度にはなるでしょう。
では、年収の中央値はというと、おおよそ350万円~400万円。
ここでは、370万円で計算していきます。
そこから、毎月の平均手取り額を計算すると、約24万円程度。
これが世間でいう普通です。
(ちなみに平均年収は475万円)国税庁:令和6年民間給与の実態調査

このグラフでは、物価は上がり、税負担も上がり、手元に残ったお金で買えるものが減っている、それを表しています。
では数字の羅列はココまでにして、次はあなたの状況に置き換えて考えてみてください。
中央値の年収(370万円)を稼ごうと思うだけでも、かなり大変なのが分かりませんか?
(年収300万円以下の割合は、全体の32%程度、国税庁:給与階級別分布)
実際、国が運営しているハローワーク求人を見てみると、それだけの年収をくれる仕事がどれだけあるでしょうか?
中央値年収すら届かない人が大勢いるのではないでしょうか。
そして今の日本では平均の生活を維持するにも、毎月ハードワークしてもその水準にすら達しない人たちが大勢いるのです。
その中で、代々受け継がれていく固定化された負の生育環境、そして挽回できない人生。
もう普通なんてものは、普通ではない。
誰かがラベリングしたそんな普通、僕にもあなたにも、何の役にも立たない。
これからの日本で生きていくには、あなたがカスタマイズした人生を設定しないといけない。
誰かが決めた普通ではいけない。
国が発表しているデーター、そして私たちが生きている日本社会で起きている現象を積み上げていくと、そういう結論になっていくのです。
だからこそ、僕はあなたにおススメしたい。
それは生活水準を上げないこと。
限られた人しかその収入は得られないのなら、会社が長期でその人を雇い続けることが難しい日本になるなら、もうそれを受け入れて、生活を軽くしていくことにシフトした方がいい。
そして、心身への負荷が少ないライフスタイル、それこそ、これからの日本で生きる最適解だと僕は考えています。
報われない怒りが人生を壊す
ここで、少し精神的な話しに変わっていきます。
ココが実はとても重要で、合理的思考と精神の安定の両輪をしっかり理解しておくことで、幸福度が上がります。
今後の日本に限らず、今も昔も、そしてこれからも、僕らの努力は報われないことが多い。
特に生育環境弱者で生きてくると、努力装置に多くの欠陥が発生するからです。
その努力装置の基盤は、親から与えられる生育環境に大きく依存しています。
分かりやすく言うと、強制的に色眼鏡を掛けさせられ、外の世界を覗かされることです。
その状態で燃料と言う名の努力をいくら注いでも、僕らが望む結果は得られにくい。
その結果、僕らは落胆し失望し、怒り狂う。
そうなると第三者はあなたから離れ、さらにあなたの幸福度が下がる。
それを避けるには、努力が報われないことが当たり前であることを、ここで理解しなければいけません。
では望む結果を得るにはどうしたらいいのか。
それは、以下の公式で解き明かされれます。
正しいルート設定×正しい行動×その量×変数=望む結果
(変数とは運、人との出会い、良質なイベントなど)
僕が考える努力が報われる仕組みとは、今説明したような公式になります。
しかし、この公式に穴が空くから、いくら努力しても望む結果が得られない。
もちろん、社会全体が理不尽なのもそうですが、特に縮小し固定化される社会では報われない。
特に初期装備が優良でないと、本当に報われなくなる。
なので、僕らの努力はさらに報われにくくなることを、理解する必要があります。
正義の基準が持てない人間であるが故に
では、ここから少し角度を変えて、なぜ僕が今の考えに至ったのか、その理由を書いておこうと思います。
先ほどの、努力が報われないと繋がっているのですが、人間は心がある生き物です。
その心は、自分の頑張り(努力)や結果などと大きく関係しています。
つまり報われにくくなる状態が続くと、心が消耗し擦り切れて黒くなってしまうのです。
そして心が黒く濁っていくと、それは失望と怒りの感情を湧き起こさせ、周囲の人間を攻撃し始めます。
『なぜこんなに頑張ったのに報われない』
『なぜあいつはあんなに幸せそうなのだ』
『なぜあいつはルールを守らないのだ』
そして思考の歯車が軋みを上げて、破綻の予兆を示し始めます。
僕はそうだった。
そして、拳を振り回し自分の正義(偏見)を押し付けるようになる。
結果的に、誰も幸せにはなれない状態になるのです。
そして僕は辿りつきました。
人間は正義の基準を持てない、と。
例えば
世界に蔓延る犯罪
会社内での不正、ハラスメント
戦争、紛争
自分の身に降りかかる理不尽なこと
そして人間社会が抱える欠陥すべて
それは、人間自身が共通の正義の基準を持てないからだと考えています。
では、正義とは何なんでしょうか。
個人でも正義の基準がバラバラ。
当然、それが組織になれば、また違う正義が存在する。
そして国レベルになると、まるで違う正義が存在する。
それらすべて、共通の正義の基準が持てないからこそ、人間同士は衝突するのです。
人によっては、それを利害(価値観)と呼ぶ人もいるでしょう。
結果、人間は苦痛を避け自分の利益を守ろうとする。
そして今、手にしている豊さに執着し固執していく。
お金
地位
権力
豊かさ
自分を優先し、他人の痛みには鈍感になる。
国益を優先するあまり、他の国を虐げる。
だからこそ、人間社会は地獄化していく。
これは日本だけでなく、世界をみても同じなのです。
ここに気付けば、自分の正義がいかに偏見に満ち、そしてそれに自分自身が苦しめられているのか見えてきます。
そう、人間は正義に取りつかれると苦しむ。
なぜなら正義は蜃気楼と同じ。
実態も基準もない。
そして腑に落ちていく、嗚呼、すべてが幻想だったと。
街が縮小し熱が奪われ、平坦化していく日本社会で、正義は精神を蝕む毒。
怒り、焦り、虚しさを感じたら思い出して欲しい。
自分の正義に捕らわれていはいけない、ということを。
その正義が『自分は報われるべきだ』という信念だとしたら、なおさら。
そして報われないことこそ、デフォルトだと。
辛いですが、これを受け入れないと地獄がハードになっていく。
心の安定こそ最強の生き方
勘違いしている人が多いので、ここで伝えておきます。
人生は苦である。
-仏陀-
悟りの境地に辿りつた、仏陀(ブッダ)は人生は苦であると説いています。
約2500年前に生きた人が、ちゃんと答えを出してくれているのです。
しかし、現代人の多くが、こんな事を考えているのではないでしょうか。
人生を楽しまないと。
なぜ私の人生はこんなに辛いのか。
しかし、残念ながら人が生きるということは、苦しみの連続なのです。
あなたがどれだけ否定しても、この真理からは逃れることができません。
人生とは苦しみ。
だから、毎日が楽しくないのも当たり前。
自分の人生が辛い、苦しいと感じるのも当たり前。
すべて当たり前なのです。
しかし、これを知らない人が未だに大勢いる。
だから、地獄がさらにハードモードになっていく。
いやちょっと待て、隣のあいつは私よりも確実に幸せそうだ。
そんな幻想、妄想を抱くこともあるでしょう。
しかし、それは本当ですか?
あなたはその人の、一面しか見ていないのではないですか。
その人が手にしているもので利益を得ていても、必ず同時に負利益も引き受けているのです。
これは森羅万象の法則のようなもの。
常に+と-の2つを引きけながら、人間は存在しています。
だから、あなたが今もし辛いと感じるなら、その状況の中でも必ず+の面があるのです。
そこに気付けるのか、気付けないのか、ここが分かれ道です。
あいつは結婚しているから幸せ?逆に独身だから辛い?
ネットでみたあの人はお金持ちで幸せそう?
違う違う、地獄の中でちゃんと+と-の2つを引き受けて生きているだけです。
一面だけを見ていては気付けない、もう1つの側面をちゃんとみてください。
そしたらちゃんと理解できるはず。
あなたも、私もみんな辛いのです、苦しいのです。
いいじゃないですか、もうその真理を受け入れてしまえば。
どうせ私たちは、一瞬だけ生を授かっている存在なのです。
そして皆平等に、死と言う救済制度を受けられるのですから。
その先に、何が待っているかは分からないけど、今よりもずっと楽になるのは間違いないようですよ。
その日を楽しみに、地獄の中でマシに生きていきましょう。
お金と日々の幸せのバランスを取る
お金はとても尊いものです。
しかし、そのお金を多く得るためには、今後も大きなプレッシャーとストレスが必要なのです。
さらに今後の日本社会は、縮小し平坦化、そして人生が固定化されていきます。
その中でお金を平均値以上得るには、簡単なことではないのです。
だからこそ、僕はこう考えています。
少ないお金で生きていけるライフスタイルこそ、生育環境弱者には最適だと考えています。
しかし、少ないお金と聞くと、何か不幸で後ろ向きな姿勢だと思っていませんか?
それは、違います。
どれだけお金を得ても、それを湯水の如く使ってしまえば、お金が手元に残らなくなってしまいます。
さらには、その生活を維持するために、より多くのお金を仕事から得ようとするでしょう。
もちろん、その仕事がやりがいがあり、楽しくモチベーションも高いものだと言うことはありません。
しかしその逆で苦痛が多い仕事なら、それは僕らの幸福度をどれだけ下げるものか、容易に想像できますよね。
だからこそ、少ないお金で生きていけるライフスタイルが、バランスが取れていると僕は考えています。
投資と貯金のバランス
お金を増やしていくには、大きく分けて2つの方法があります。
それが、投資と貯金です。
まず貯金は言わずもがなですが、投資は少し説明が必要です。
投資と聞くと、難しい、損をする、その他にも色々とネガティブな想像があるかもしれません。
しかし、今は新NISAと呼ばれる、投資で得た利益が非課税になる制度があります。
その中で、つみたて投資枠という仕組みを利用して、お金を投資=運用していくのです。
詳しくは別のページで記事を書いたので、ぜひ読んでみてください。
僕があなたに言いたいことは、お金を運用すること、そして貯金をすること、この両輪を持つことが、これから平坦化していくためには、絶対に必要なスキルだと考えています。
そうです。これはスキルです。
バランスよくお金を持つことこそ、心の安寧に繋がり、幸福度も高くなりやすいと考えています。
そのスキル活用するためには、ゆとりのお金です。
どれだけ多くのお金を得ても、手元に残らないのは論外。
手元に残るお金が多くても、日々の幸福度が低いのも悲しい。
お金と幸福度は密接に関係していると考えています。
だからこそ、バランスです。
これから来る日本社会では、このお金と幸福のバランスを取ることが何よりも重要。
生活コスト、特に固定費の部分を上げ過ぎず軽くすることで、その仕事に固執するこも減ります。
仮にスキルの持ち運びができるなら、転職のハードルもグッと下がってくるでしょう。
すべては、バランスです。
生活コストを上げずに身軽でいること。
その中で、日々の幸福度を上げることを各自がすればいいだけです。
それだけ今後の日本では、お金を得ることの格差が広がり、それが固定化されてしまいます。
まとめ
人口は減り、税は増え、格差は固まっていく。それがこれからの日本の未来だ。
生まれた環境が人生の方向性を決め、その差を埋める隙間は、かつてよりずっと狭くなった。
努力が報われないのは、あなたのせいじゃない。構造がそうなっているだけ。
正義に縛られるな。「自分は報われるべきだ」という信念こそが、地獄をハードにする。怒りも焦りも、その正義から生まれている。
人生は苦だ。それがデフォルトだと受け入れた瞬間から、少しだけ心が軽くなる。
生活コストを下げ、身軽でいること。スキルを持ち運べること。
これが僕が考える、縮小していくこの社会で自分の主導権を手放さない方法だ。
どうせ限りある命だ。地獄の中で、マシに生きていこうぜ。
